「今はハイテク株は売り」米著名投資家

 米著名投資家バートン・ビッグス氏は、保有する米ハイテク株のほぼすべてをこのたび売却したことを明らかにした。米国経済の先行きを懸念した売り。

 ビッグス氏が運営する米ヘッジファンドのトラクシス・パートナーズは2009年は年利38%だった。だが、ブルームバーグTVのインタビューで、ロングを最大40%減らしたのだという。ちなみにロングは全体の70%を占めるのだといい、これだけ大きなポジションを動かすということは異例だ。

 6月の雇用統計でも、民間部門の雇用者数が伸びず、NYダウも下げが止まらない。こうしたことから、年内にかけて二番底の到来を予告しているのかもしれない。こうした、ファンドマネージャーたちの動きには今後も注意が必要だろう。

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