ヘッジファンドの帝王Vs.ノーベル賞経済学者

 この先待ち受けるのは、インフレかデフレか。有力な投資家はおおむねインフレを、有名なノーベル賞学者はデフレを支持。両論が乱立する中で、読者の皆さんはどちらを支持するだろうか。

 米経済紙ビジネスウィークでは「Krugman or Paulson:Who you gonna bet on?」という特集がこのほど掲載されたばかり。

 ヘッジファンド界の帝王ジョン・ポールソン氏は、ゴールドを今年の大きな投資対象とするなど、ソロス氏らもゴールドに資金をシフトさせている。言わばインフレを想定してのものだ。また、ポールソン氏は住宅価格の今後の急速な拡大にも言及している。

 その一方で、ノーベル賞受賞のポール・クルーグマン教授は先日、ニューヨークタイムズのコラムで、恐慌突入の可能性がある、との言及をしている。

 景気回復は近いとも思われたが、欧州の信用不安に始まり、ここのところの米国の主要な経済指標が弱気な今とあっては、先行きまではなかなか見通すことができない。読者のみなさんはどちらに乗るか?

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