ライス前米国務長官、慈善コンサートでアレサ・フランクリンと共演

 コンドリーザ・ライス前米国務長官が、27日に開催されるチャリティーコンサートで、クイーン・オブ・ソウルと呼ばれる米ソウル歌手、アレサ・フランクリンさんと共演することがわかった。

 コンサートを主催する米フィラデルフィアの「マン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ(Mann Center for Performing Arts)」が発表した。このチャリティーコンサートは、都市のスラム街の子供たちの教育支援のために行われる。

 曲はフランクリンさんの最新アルバム「A Woman Falling Out of Love」の中から選ばれ、フランクリンさんがライス氏のピアノ伴奏に合わせて歌う。また、ライス氏はモーツァルトなどから数曲を選択して演奏するという。ライス氏は古典的な曲を好むことで知られ、現代的な曲を演奏することは珍しい。

 ライス氏はブッシュ前政権で国務長官を務め、現在はスタンフォード大学の政治学教授に就任している。プロ顔負けのピアノの腕前で知られ、英バッキンガム宮殿でエリザベス女王の前で演奏したり、著名チェリストのヨーヨー・マさんと共演したこともある。

 ライス氏は共和党、フランクリンさんは民主党支持者で政治的立場は異なっているが、フランクリンさんは「私たちはチャリティーのために両党連立の努力をするわ」と語っている。

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