【W杯サッカー】スペインが延長戦を制し初V

 サッカーW杯の決勝戦が日本時間の12日未明にヨハネスブルクのサッカーシティー競技場で行われ、スペインがオランダを延長戦の末1―0で下して初優勝を遂げた。スペインは8カ国目の優勝国となった。

 試合開始から終始スペインが主導権を握りながらも、また、オランダも得点機があったものの好守に阻まれお互いに得点できぬまま試合は延長戦へ突入した。最後は延長後半11分にスペインがイニエスタ選手がゴール前でフリーとなり、右足でボレーシュートを決め、勝負を決めた。初戦に敗れたチームの優勝はW杯史上初となった。

 スペインは2008年の欧州選手権の王者で、同選手権、W杯で続けて優勝したのは1974年の西ドイツ以来となる。

 一方のオランダは1974年西ドイツ大会、78年アルゼンチン大会に続く3度目の決勝戦だったが、またしても準優勝で涙を飲んだ。

 今大会は堅守型のチームが上位に進出。ブラジルでさえも堅守型にチーム作りをして大会に臨んだほどだった。しかし、フタを開けてみれば最後に残った2チームは華麗なボールコントロールを行い厚みのある攻撃を得意とする両チームだった。

 注目されていた得点王争いは、5得点を挙げたビリャ(スペイン)、スナイデル(オランダ)、ミュラー(ドイツ)、フォルラン(ウルグアイ)の4選手となった。

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