今年のミリオネア議員は1人
衆参両院は先日、国家議員の昨年2009年の1年間の所得報告書などを公開した。「YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)」はその公開資料に基づいて集計しランキングにまとめた結果、1位は井上信治氏(衆、自民)の1億6300万円だった。
※金額は10万円以下は切り捨て
今年の大きな特徴の一つとして、2008年ランキングでは1億円超えは4人いたが、2009年は井上氏一人。大きな土地取引や相続、株取引があまりなかったことが主な原因となる。また、政権交代によって、堀内光雄氏、笹川尭氏、斉藤斗志二氏らの資産家が引退したことで顔ぶれに変化も見られる。上位陣は、役員報酬、あるいは不動産収入などの安定した収入があることが特徴でもある。
1位 井上信治 1億6300万円
2位 松本龍 8600万円
3位 長谷川大紋 7900万円
4位 鴨下一郎 7100万円
5位 西島英利 6600万円
6位 伊達忠一 6500万円
7位 柳本卓治 6300万円
8位 三井辨雄 5600万円
9位 藤井裕久 5400万円
10位 松木けんこう 5200万円
(敬称略、金額は10万円未満切り捨て)
収入の公開対象は本人名義の所得のみで、親族、団体などの名義は含まれない。議員歳費は約1300万円。高額な報酬を得るには、大臣などの要職に就かずに、他の団体の役員報酬、あるいは不動産や株式の売却益など他に収入源がある議員が上位になる。