年内に40%株価上昇の可能性があるW杯出場国

 サッカーW杯南アフリカ大会はスペインの優勝で幕を閉じたが、アフリカ諸国は今後の投資先としては興味が付きることがない。その中で最も注目を集めている国が、同大会でもベスト8に進出した、あの国だ。

 あの国とはアフリカ勢で唯一ベスト8に残ったガーナのこと。4~6月期には株価は大幅な上昇を見込まれているからだ。元々はカカオと金の生産で有名な国だが、昨年からスタートした石油生産が、平均5%以上の成長率を誇っているガーナの成長をさらに押し上げると見られているからだ。

 アブダビ政府投資会社「Invest AD」で最高投資責任者(CIO)を務めるデビット・サンダース氏も「ガーナは2011年には成長率が20%以上になっているかもしれない」とその潜在能力について述べたこともあった。

 ブルームバーグの報道によると、英証券会社エキゾティックス(ロンドン)はガーナの主要株価指数が年内に最大40%上昇すると予測しているのだという。

 成長率20%、上昇率40%、どちらも驚異的な数字なのだが、と同時にガーナ株式市場のボラティリティはひじょうに高い。2008年は上昇率58%だったが、2009年はマイナス47%だった。


米国戦で決勝点を決めたギャン選手(中)

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる