すき家が「牛丼」(並)を250円に値下げで全面戦争へ

 外食チェーン「すき家」などを展開するゼンショーは22日、「牛丼」(並)を30円値下げして業界最安値の250円にすることを発表した。「夏の感謝祭」と題して期間は7月27日から8月10日までの2週間実施。値下げは吉野家ホールディングス、松屋フーズも実施予定で、今夏は牛丼界の全面戦争が展開されることになる。

 対象店舗は「すき家」全1473店で行い、他者を引き離す。値段は松屋と同じ業界最安値、そして実施も他2社よりも早く、そして期間が長い。顧客の取り込みにおいては、すき家に分がありそうだが、吉野家、松屋陣営はどう出るか。

 吉野家は28日から8月3日の期間、「牛丼」(並み)を380円から270円にするなど、他の品目も値下げを行う。

 松屋も29日から8月5日まで「牛めし」(並)を320円から250円にする。

 まさに体力が尽きた方が負けという消耗戦。ゼンショーが王座を防衛するか、チャレンジャー2社がどこまで脅かすのか。と同時に大手3社がほぼ同時に値下げをすることによって、牛丼界全体が盛り上がるという効果もあり得そうだ。

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