クルマに見る、金持ちのエゴとエコ 

 月曜日までの三連休をとった初日に葛西臨海公園でのFIAT HAPPY BIRTHDAY 500 ピクニックイベントでランチタイムを過ごしてきた。

 京葉線の各駅停車しか停まらない駅には途中の木場駅で各駅を待っていてなかなかたどり着けなかったが、お楽しみ抽選会が始まる14時前には何とか到着できた。僕は最近、車より電車派なので、こういう待ち時間も苦にはならないのだ。

 FIATロゴシールが張られたドギーバッグのイタリアンなランチボックスとひょうたん型のペットボトル水に、HAPPY BIRTHDAYメッセージ入りのアイシングクッキーと団扇を手渡されて、草原の中のベンチで海を遠目に見ながらの久々の外ごはんを楽しんだ。実際は夏日和で日焼けをしたのか、一日中カラダがほてっていて太陽充電もたっぷりできた実感もあった。紫外線をさけて日光浴をしない人が増えているが、ビタミンDをとるには適度な日光浴もかかせないのだ。理想的にはBEFORE11時 AFTER 4時だそうだが、真夏日の炎天下に何時間もいるわけではない場合あまり気にする必要がないそうだ。

 っと・・・話がそれてしまったので、FIATに戻そう。
 バースデーメッセージと名前を書いたポストカードを車型のボックスからスタッフが一つずつピックアップして、抽選会がいよいよスタートした。
【1】ドッチビーというフリスビーのようなもの
【2】FIAT 500ラジコン
【3】水族館のチケット(別の日でも利用可)
【4】ヘリコプターのチケット
【5】残念賞 マグネット(記念撮影後に手渡し)

 【1】と【2】に関しては、抽選会が始まるまで遊具として提供していたものだっただけに、参加者からはちょっとブーイングもあったが・・・当選した人たち(子供が多かったからか)はとてもうれしそうだった。

 元カーマニアな僕にとっては、実車が一台も展示されていないイベントはいささか物足りなくも感じたのと、子供向けな印象が強く大人の遊び心を演出するのがうまいイタリアらしさがなかったのが残念ではあったが、太陽充電の機会をもらえたのだから感謝しなくては。

 印象的だったのは、団扇のデザイン(写真参照)で、リムジンのサイズと比較したエゴとエコの哲学だった。



 先日、映画SEX AND THE CITYの中で、中東を一人一台のマイバッハ数台で乗り回すシーンが出ていた。見た直後はこれもありかな?!と思ったが、映画館を出て東京の渋滞事情を見ると、やはり??エコを唱えなくても、もともと自由の象徴だった車が、不自由に感じるこのごろ。余計図体の大きいリムジンに乗る気は、さらに失せそう。そういえば、フィアットはフェラーリ仕様の500を今年出すとか出さないとか。 小さくて高級な車ならありかなー。過去にバンデンプラスプリンセスの例もあるしなー。以前オークラホテルの車寄せに、これで乗り付けた女優いしだあゆみさんは、とても素敵だった。などと、エコとエゴの団扇であおぎながら、夏の強い日差しの中で、うつらうつら夢心地でつぶやいた。

 虫に足もかまれ、日焼けし過ぎそうで、お後がよろしいようなので・・・今日はここまでに。

ミニコラム【プロフェッサーの呟き】

 FIATのカーオーナーは、車好きな旦那さんを持つ奥さん専用カーが多そうだった。確かにメルセデスのSMART等と比較しても何とか無理すれば4人乗れて、子供が小さければ狭さも感じず、都会の道でも運転や駐車もしやすく、見た目も可愛いから奥さんの評判もよいのだろう。

 旦那さんの頭の中にはフェラーリの親会社だから、いつかはフェラーリを理解してもらおうという下心が隠されていることに気づかぬまま、洗脳されていくというのに(笑)。

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