富裕層にはユニクロ、マクドナルドも「ブランド」化?

 高所得層はユニクロの服を着て、マクドナルドで昼食。最近はこうした傾向が見られるようだ。

 これは、プレジデント誌(7月5日)が公表した調査結果。年収レベルで調査対象を区分けし、上流(30~39歳800万円以上、40~49歳1000万円以上)、中流(同800万円未満、同1000万円未満)、下流(同300万円未満、同400万円未満)とする。

 ユニクロの利用頻度は、2~3週間に1回以上としたのが上流6.6%に対し、下流3.4%だった。行ったことがないとしたのが上流2.6%に対し、下流が7.1%だった。

 またマクドナルドに行く頻度は、1週間に1回以上とした上流が10.1%で、下流8.5%よりも多かった。行ったことがないとしたのが上流1.4%に対して、下流4.0%だった。

 実際には富裕層やビジネスマンは多忙で日用品の消費に対して、それほど気に掛ける時間がない。さらには、ユニクロ、マクドナルド、餃子の王将、ドンキホーテなどは一般的にはデフレの王様というように捉えられているものの、機能性、コストパフォーマンスなどを支持する富裕層もおり、ある種の「ブランド」として捉えられている面は少なくともあるようだ。

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