ワインの帝王グラハム・ベック氏が死去=80歳

 南アフリカの有名なワイン農場、ゲインズウェイファームの創設者グラハム・ベック氏(Graham Beck)が、肺がんのため入院先のロンドンの病院で23日夜に亡くなっていたことがわかった。80歳だった。

 ベック氏はケープタウン大学で商学を学び、住宅の修理事業を営み資金を貯め、農場経営や炭鉱事業に乗り出して大成功を収めた。特にスパークリングワインは数多くの賞を受賞し、世界中でその名声をとどろかせた。

 それだけではない。競走馬生産にも乗り出し、ゲインズボローファームは名門生産牧場として世界的な活躍馬を多数輩出し、日本でも活躍場を多く出している、その中には、Mt. Livermore、Cozzene、Broad Brushなどがいる。

 ここ数年は体調がすぐれず、長男のアンソニー・ベック氏が実質的には事業を取り仕切っていた。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる