ビック―ヤマダ池袋戦争に新展開か

激化する池袋決戦


ヤマダ電機日本総本店とビックカメラ池袋本店
 2007年夏、ヤマダ電機がビックカメラ池袋本店の又隣に店舗を設け、さらには、昨年10月には明治通りを挟んだ三越跡地に日本総本店を構え、激しい家電販売競争が繰り広げられているJR池袋東口。1円でも他店には負けられないとばかりに、値下げや、客引きが行われる売り場には殺気さえ漂う。

 池袋東口では、激闘を毎日繰り返すうちに、徐々に体力に勝るヤマダがビックを侵食し始めている。そんな中で、線路を挟んで反対側の池袋駅北口徒歩1分のところに、ビックカメラ創業者・新井隆二氏が、約900平方メートルの土地を取得していたことが29日、「YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)」の取材で明らかになった。

 山手線のビッグターミナル池袋駅から徒歩1分という絶好のロケーションに残された広い土地を巡って、業界では様々な憶測が飛んでいる。それらの声を総合すると、業態はわからないが、ビックの新店舗設立の可能性が考えられるのではないかというのだ。

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