「休暇分散化」は68%が「メリットなし」

 観光庁は3日、地域ごとに休暇取得時期を分散する提案「休暇分散化」の意識調査結果を発表し、メリットが「特にない」とした人が68%を占め、分散化への期待感の乏しさが改めてわかった。

 調査はインターネットの調査専用回線を用いて6月22日から7月12日までの期間に行われ、サイト登録者は3278人だった。

 まず休暇分散化とは、年間に春と秋の年2回、全国5地域ごとに時期をずらして各5連休を設定しようという観光庁の提案。これに対して、一般の意見は「春・秋の大型連休はいずれも効果がない」という回答が64%に上った。

 では、メリットについては68%の人が「特にない」と答えるなど、評判は芳しくなかった。主な反対意見では、「企業活動の阻害要因となる」「家族、友人と過ごす時間の阻害要因となる」「日本文化の衰退に繋がる」などが挙げられた。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる