集英社は、医師・鎌田實さんのベストセラーにもなったエッセー「がんばらない」の中で、ジャーナリストの西寺桂子さんが鎌田さんに取材し書いた物と酷似した表現があり、それが著作権侵害の可能性があるとして謝罪した。
同社によると、西寺さん自身から、以前に鎌田さんと諏訪中央病院を取材し雑誌に掲載した文章で、その該当する部分に無断で使用されていると指摘があったという。鎌田さんは自身が取材に対して話した内容でもあり、安易に許可なく使用してしまったという。
集英社が調べたところ、該当部部は文庫版では本文154ページから157ページ部分の文章だという。その部分を修正して刊行するという。「一部については著作権を侵害している可能性があるという認識に至りました。ご迷惑をおかけいたしました西寺桂子氏に、心よりお詫びを申し上げます」と謝罪した。
