英高級百貨店はもうクリスマス商戦スタート

 真夏の太陽が照りつける中、英ロンドンの高級百貨店セルフリッジズは2日より、早くもクリスマス商戦をスタートさせた。12月25日までまだ145日もあるのに、「デパートは気が狂っている」とキリスト教関係者らは話しているという。

 英メディアによると、セルフリッジズの地下1階のホールは豪華なクリスマスの飾りつけが施され、サンタクロースが住む洞窟に変身。真夏に突如出現した不思議の冬の国に、訪れた客たちは驚いていたという。

 クリスマス商戦をスタートするのはセルフリッジズだけでなく、今週土曜日からはハロッズも2階のクリスマス用品売り場をオープンする。また例年のクリスマス・パレードも昨年より早い11月6日に開催されるという。

 イギリス国教会のスポークスマンは、「クリスマス商戦の開始時期が早まれば早まるほど、クリスマスの重要性を希釈する危険性が高まります。私たちは、キリストの誕生を祝うというクリスマスの本当の意味を忘れるべきではありません。」と語っている。

 それに対し、セルフリッジズは「私たちはただお客様の需要に応えているだけです。冬に向けて、夏にクリスマス用品を購入したい方も多くいらっしゃるのです。例えば、冬に結婚する花嫁さんで、レセプション用のデコレーションを早めに入手したいという方もいます。」とコメント。夏場にクリスマス商戦をスタートすることに抵抗はないとしている。

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