ザ・カハラの品格と華燭の典

 前回、ザ・カハラ・ホテル&リゾートThe Kahala Hotel & Resortでのロマンチックなウェディング・シーンについて書きました。二人が誓いを立てた広い庭の前にあるビーチの端は、半島のように突き出ていて、最高のメモリー・フォトが撮れる場所になっています。

 さて、パーティは広々した室内の会場へ。海をイメージさせる貝やテーマカラーのブルーのリボンを使ったデコレーションがまた素敵。ウェディング・ケーキも海のモチーフで飾られていました。


ケーキも海のイメージでデコレーション

 食事はブッフェですが、ポケ(魚の切り身のマリネ)やポイ(タロイモのペースト)といったローカルフードもふんだんに供され、カルアピッグは豚の丸焼きがどんと登場。豪華な食事に、ハワイの地ビールであるコナ・エールで何度乾杯をしたか…。花嫁と花婿のファースト・ダンスの後は、全員でサモアのリズムに乗って踊り、参加したみんなが楽しめる心温まるウェディング・パーティでした。

ローカル・キュイジーヌのご馳走


 一夜明けて、残りの一日はザ・カハラでゆっくりと過ごすことに。1964年に当初「カハラ・ヒルトン」の名前でオープンして以来、歴代米国大統領、天皇皇后両陛下やエリザベス女王とフィリップ殿下など各国王室、そしてローリング・ストーンズやサー・エルトン・ジョン、キャメロン・ディアスやドリュー・バリモアなど、ここで寛いだセレブリティを数え上げたら切りがないほど。8000坪の敷地、高級住宅エリアにあって白砂のビーチとゴルフコースが隣接する閑静な環境、館内を彩る豪華なイタリアンガラスのシャンデリアなど立地や建物が素晴らしいのは言うまでもありません。

華やかなシャンデリアが輝く開放的なロビー

 しかし、ここで本当に品格を感じるのは、ホテルスタッフの真心のこもったホスピタリティだと思います。フロントからバンケット・スタッフ、ベル・キャプテンまで、心のこもった優しさを感じる応対なのです。実は私たちは、着替えの時間がないほどセレモニーぎりぎりの到着だったのですが、笑顔で「会場を調べておきますから、先ずはお部屋に入ってお着替えを…」とすぐさま機転を利かしてくれて、どれくらい助かったか!ベル・キャプテンも車を出してきた時に、必ず行き先を確認してベストな道のりを案内してくれます。この温かさが最高のもてなしだと思いました。やはり何度も訪れたいホテルの品格というものは、器だけではないということを教えてくれるホテルです。(ザ・カハラ・ホテル&リゾートhttp://jp.kahalaresort.com/)

ラグーンにいるイルカたちと触れ合うことも

 カハラから、ハーツで借りたレンタカーで東海岸をドライブしてから、最後の夜はお気に入りのデュークス・カヌー・クラブ・ワイキキへ。(http://www.dukeswaikiki.com/)
アウトリガー・ワイキキ・オン・ザビーチの中にあるこのレストランは、雰囲気も味もいつもはずれなしなので、我が家の定番なのです。きりっと冷えたシャルドネとマヒマヒのグリルをいただきながら、ハワイはやっぱり何度来てもラブリー!と思う旅でした。

東海岸のローカルビーチらしい波

ハワイの英雄デューク

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