金持ちになっていく中国の女性

起業を考える女性大生が増加中

 中国は一代で財を築いた女性起業家の数が世界一多い国だ。今年6月、米経済誌フォーブスが発表した世界の総資産10億ドル以上の大富豪1000人超の中で、相続に頼らず一代で財を築いた女性起業家はわずか14人だったが、このうち半数を中国人女性が占めた。

 今、女性の起業は中国で、一種のブームなのかもしれない。ある調査ではアンケートに答えた女性のうち「起業を考えたことがある」人が86%に上り、うちOLは88%に達した。

 現在起業を選択するのは30代から50代の女性が最も多いと言うが、就職を控えた女子大生も起業を考える人が増加している。中華英才ネットが先日発表した調査によると、53.7%の大学生が5年以内に起業する計画があると答え、男女別では男子が58.3%、女子は48.1%だったという。やはり男子学生と女子学生の差はあるものの、女子学生にとってこの比率は十分高いと言える。

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