やはり富裕層向け減税措置打ち切りへ

 オバマ米大統領は8日、富裕層向け減税措置を打ち切る方針を演説の中で示した。

 この減税は、前政権時から施行されたことでブッシュ減税とも呼ばれ、年収25万ドル(約2200万円)以上の所得がある世帯への減税を優遇してきた。だが、オバマ政権は大方の予想どおり、それを打ち切り、それ以下の収入の世帯への減税措置を継続する考えだという。

 米紙ワシントン・ポストの調査では、大統領支持率は46%と初めて5割を切った。中間選挙を目前に控え、経済政策が早急な効果が見えないまま景気減速懸念も出ており、そうした背景からも富裕層向け減税措置は打ち切ることは濃厚だろう。

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