反省できない人は投資で勝てない
A氏の5分足のローソクを手書きしたノート
「最初は感覚でトレードしていたんですけど、1日の利益を次の日に全部吐き出してしまったりしていたので、悪いことを直すためには、書くしかないと思ったのがきっかけです」
良くも悪くもスポーツエリートらしく感覚で相場をとらえてトレードしていたA氏。連続ホームランもあれば、連続三振、凡打の山という時もある。こうなると、自分のトレードを省みるしかない。それが、トレードしながら5分足をつけるという作業だった。
A氏はおかげで「書くようになって、失敗を受け止められるようになりました」という。
だが、様々なチャート、指標などが存在し、それらは一瞬にして好きなものを出すことができる時代に、なぜそこまでアナログにこだわっているのだろうか。
「5分足で書いていくと、相場が『線』で捕えられるようになりました」とA氏の口から出てきた。