AKB48頼みはXマス商戦にまで「AKB1/48 アイドルと恋したら…」、

 リアル男子とバーチャル女子の恋愛。世の中は不景気な一方で、こういう図式での一つの経済圏が成り立っている。恋愛アユミレーションゲーム「ときめきメモリアル」「ラブプラス+」など。そこへ、人気日本一のアイドルグループAKB48が参戦し、クリスマス商戦に大きな期待がかけられている。

 バンダイナムコゲームスから12月23日に発売される、「AKB1/48 アイドルと恋したら…」だ。これはAKB48のメンバーと疑似恋愛を楽しむというもの。しかも、メンバー全員から告白されて、全員振っていくという、どこまで現実世界から遠ざかっているのか、とツッコミが入りそうだ。

 プロデューサー秋元康氏は「AKB48のメンバー全員から愛を告白されたらどうなるかと、つまり、こんなに可愛い子たちから、好きですと言われたらどんなに嬉しいかという
ファンの皆様の妄想、それをゲーム化いたしました」というゲームだ。

 なぜ発売かというと、ゲーム業界も天下のAKBに頼らざるを得ないようなのだ。というのも今年のクリスマス商戦にゲーム業界は特に目玉がない上に、グリー、モバゲーなど無料化が進んでおり、なおさら盛り上がりそうにない。

 結局「AKB48頼み」ということになってしまったようだ。ちなみにこのゲームのプレミアムスペシャルパック(着せ替えキスマークバッテリーカバー、未収録映像ビデオ、撮り下ろし生写真10枚、メイキング映像DVD、リアルサイズキスマークステッカー・48種類、着せ替えジャケット、特製収納BOX)というフルセットは、3万6729円にもなる。

 これが1万本売れただけでも3億6000万円になる。

 無難な橋を渡るならば、やはりAKBとタイアップするしかないのか?


「AKB1/48 アイドルと恋したら…」より

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