実質成長率14.5%のカタールが建設ラッシュ

 カタール投資庁と言えば、中東を代表する政府系投資ファンドの一つだが、そのカタールが最近は海外投資だけではなく国内投資にも力を入れている。特に新ドーハ国際空港などの交通インフラや、商業ビル、高級ホテルなどの不動産が建設ラッシュ。2010年の実質GDP成長率が14.5%と予測されている。

 首都ドーハの湾岸地域の大規模な埋め立て地にはオフィスビル群をはじめ、2011年末の開業を目指す新ドーハ国際空港の建設が急ピッチで進んでいる。

 これまで海外への投資を積極的に行ってきたカタールが、自国へ積極的に投資を行うようになった。そして多くの人を呼び込むために、不動産の他にも、空港をはじめ幹線道路、地下鉄などの新交通システムも合わせて建設されている。道路でも以前はなかった交通渋滞の光景も見ることができるのだという。ドーハは現在中東では、ドバイに次ぐ金融都市として成長を遂げている。

 カタールの2010年GDP成長率は14.5%。2011年は17.0%と予測されている。


ドーハの建設現場

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