女性大富豪2人、力及ばず選挙戦に敗れる

 米カリフォルニア州知事選でメグ・ホイットマン氏、同州上院議員選でカーリー・フィオリーナ氏の注目を集めた両女性大富豪はともに敗れた。

 米ネット競売最大手イーベイを世界的大企業に躍進させたメグ・ホイットマン氏は、自己資金を約1億2000万ドルつぎ込むという、個人としては米国史上最高額の資金投入となった。しかし、不法移民の廃絶を主張しながらも、自身は不法移民の女性をメイドとして雇っているということが発覚するなど支持は広がらなかった。

 またフィオリーナ氏は、社員からヒューレットパッカードのCEOにまで登りつけた異色の経歴。しかし、ホイットマン氏と同じように言行不一致な部分を突かれてしまい支持は広がらなかった。

 カリフォルニア州は米国の中では進歩的な土地柄ではあるが、代表的な女性経営者2人が敗北するという結果に終わった。


メグ・ホイットマン氏(中央)

カーリー・フィオリーナ氏

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