年収600万円の人は資産1億2000万円に等しい

 一般論として、投資から得られるリターンは年3~4%だと言われ、平均的に5%くらいに集約する(マイナス運用の可能性もあり)。リスクを取った場合に得られるリターンで「リスクプレミアム」と呼ばれるものだが、まずは安易に投資するリスクを取る前に、最大の金融資産は自分自身だということを再認識すべき、と作家の水野俊哉氏はいう。

 水野氏は「最大の金融資産はあなた自身」だという。つまり、投資の平均リターンを5%とすれば「年収600万円の人は金融資産1億2000万円相当の人的資産を持っているのと同じ」だと話す。さらに年収2000万円だと、4億円の人的資産を持っているということになる。

 無暗に投資先を探さずに、まずは現在の仕事で年収アップを目指す方が「確実かつ高パフォーマンス」だとしている。

 詳しくは「ビジネス用語の常識・非常識」(双葉新書)にて。

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