業績上方修正期待、株価に出遅れ感のある銘柄

 足下の企業業績は大企業を中心に好調だが、2011年3月期の通期見通しについては多くの企業が総じて慎重だ。円高と欧米での景気不透明感が、経営者の先行き見通しを保守的にしている。ただし、今後は円高一服の兆候などを反映して、企業は慎重な業績予想を徐々に上方修正してくる可能性がある。

 そこでバークレイズ・キャピタル証券の高橋文行マネージングディレクターは「アナリスト予想と比較して会社の業績見通しが極端に保守的な企業」に注目。特に株価に出遅れ感のある数十銘柄を挙げた。さらにその中から、営業利益のアナリスト予想修正率が高い上位10社は以下の通りとなった。

愛知製鋼(5482)…鉄鋼
三菱マテリアル(5711)…非鉄金属
富士重工業(7290)…輸送用機械
日本ゼオン(4205)…化学
東京応化工業(4186)…化学
日立ハイテクノロジーズ(8036)…卸売業
出光興産(5019)…石油・石炭製品
日油(4403)…化学
バンダイナムコホールディングス(7832)…その他製品
ヤマハ(7951)…その他製品

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