グーグルのグルーポン買収が一転して破談に

 米インターネット検索最大手グーグルによる共同購入サイト最大手グルーポンの買収話がまとまりかけていた件で、一転して破談となったことが3日わかった。一時は60億ドルという金額まで報道された歴史的な超大型買収劇は、グルーポンが独立独歩を選ぶことで破談となったようだ。

 シカゴ・ブレイキング・ビジネスによると、グーグルとグルーポンの両者はすでに買収で合意にまで達したといわれたが、グルーポンは独立を保ち来年2011年にIPO(新規株式上場)をするかどうかの結論を下すことになるだろう、としている。

 シカゴで産声をあげて、わずか2年で年商20億ドルに成長したグルーポン。今年6月に日本進出も果たし、今後は世界各国での展開も視野に入る。ローカル広告という分野で優位に立つグルーポンは、グーグルにとってはウエブ広告の戦略上は魅力に映っていた。

 グーグル、グルーポン両者ともにコメントしていない。


グルーポン本社(シカゴ)

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