11月米雇用統計は失業率が9.8%に悪化

米労働省が3日発表した11月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数は、プラス3万9000人で、前月のプラス15万1000人からは上げ幅は大きな減少となった。また失業率も9.8%で、前月より0.2ポイント上昇した。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は、雇用の改善を大きな課題と掲げていたものの、厳しい数字が出た。非農業部門の雇用者数も2カ月連続増加となるも、上げ幅は大幅に縮小。さらに失業率も今年4月(9.9%)以来の悪い数字で、楽観視できない状況となっている。

 業種別の雇用者数では、医療関連部門で増えてはいるものの、メーカーなどは雇用減となった。

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