ヘッジファンド界の帝王ジョン・ポールソン氏が、米ニューヨークのマンハッタンに 285万ドル(約2億3000万円)のコンドミニアムを購入したことがわかった。不動産市場の崩壊に賭けて巨額の富を得たポールソン氏。最近は不動産購入を控えていたといわれるが、今回の購入は住宅市場が上昇する前触れなのだろうか?
不動産購入サイトによると、マンハッタンにあるオリンピックタワーのひと区分で、約170平方メートルで、価格が2億3000万円。自身と妻の共同名義で購入しているのだという。
全米の住宅価格はいまだ低迷しているが、マンハッタンの一部では不動産物件の価格は上昇に転じているのだという。ポールソン氏は、住宅価格は2~3倍になるとインフレを予測している。今を底と踏んでいるのだろうか。
サブプライムローン崩壊を予告したNY大学のルービニ教授も先日、同地区に5億円のマンションをローンを組んで購入したばかり。2011年は米国の不動産が復活の年になるかどうか。