世界同時株高でスタートした、2011年の株式市場。米景気が予想以上に堅調で、引き締め懸念が強い新興国に代わって、今年の世界経済をけん引するとの期待が高まっている。また、「世界の主要投資家が、運用資産に占める株式の割合を高める中で、日本株も上昇する」との強気の見方も増えている。中でも、個別に注目される銘柄に焦点を当ててみた。
みずほ証券リサーチ&コンサルティングの榮田育子クオンツアナリストは、アイフィスジャパンの「IFIS Consensus」を使用して、アナリストによる予想経常利益コンセンサス(平均値)の修正情報について調査した。
個別銘柄で、足元の業績上方修正期待が大きい銘柄はどれか? 今期の予想コンセンサスが上方修正された上位10銘柄は、以下の通りとなった(12月30日現在、前々週末比前週末修正率、予想レポート数が2つ以下の銘柄は除く)。
1)島精機製作所(6222) 13.3%
2)ユニー(8270) 13.1%
3)サークルKサンクス(3337) 8.5%
4)クレディセゾン(8253) 6.3%
5)サンケン電気(6707) 4.9%
6)三井海洋開発(6269) 3.3%
7)野村不動産ホールディングス(2321) 3.1%
8)高島屋(8233) 2.9%
9)ポイント(2685) 2.3%
10)ヤマハ(7951) 2.1%