米マクドナルドが中国の上海に開校した「ハンバーガー大学」と呼ばれる幹部養成施設に応募が殺到し、米名門大学を上回る難関になっているという。ブルームバーグが伝えた。
そもそもハンバーガー大学とは、米マクドナルドが1961年に創設した、社内の人材教育施設で、世界に7校(米、日、英、独、豪、ブラジル、香港)がある。ハンバーガー作りを学ぶ場ではなく、ゲームなどを用いた独自のプログラムで、マネジメントやコミュニケーションスキルなどを教育している。
新たに上海郊外に設立されたハンバーガー大学は、28階建てのマクドナルド中国本社の中にあり、同行の大学新聞によると合格率は1%未満。米名門校ハーバード大学の合格率は過去最低だった昨年で7%程度。大学卒業生の就職難が厳しい中国の事情も反映し、極めて狭き門となっている。