デジタルカメラ（一丸レフをのぞく）の7割が2万円未満で購入できる値崩れと、その一方でオリンパスうや富士フイルムの高級モデルに注目が集まるなど、ユーザーの関心が二極化している傾向にあることが、10日発表した「価格.comトレンドサーチ」の結果でわかった。
全体的には、コンパクトデジカメ市場は70程度が2万円未満で購入できるという状況となっているが、近年の値崩れは激しい。
2008年には、2万円台が60％、1万円台は20％程度。2009年には1万円台が40％へ拡大し、2011年には60％に。また、「9999円以下」という価格帯も2010年から徐々に伸長し、今や約20％にまでシェアを伸ばしているという。
それは、デジタル一眼レフでも同様に推移しているという。2008年には16万円以上も物も多く見られてきたが、、09年を境に減少し10年7月以降は全体の10％前後まで落ち込んでいる。
その一方で高級コンパクトデジカメが注目されている。オリンパスが今年2月に発売した「XZ-1」は、最安価格が約4万7800円。コンパクトデジカメとしては高価だが、価格ドットコムのデジカメ分野の注目ランキングでは2位と人気が高い。また、富士フィルムも先日、「FinePix X100」を発売。最安価格で約10万9200円で高価だが、注目ランキングで1位となっている。
今後も、こうした二極分化が進むと見られている。
