バフェット氏、震災発生後も訪日意向崩さず

 東日本大震災発生のため、21日の初来日をとりやめた米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(80)が、現在も訪日の意向を崩していないことがわかった。バフェット氏が会長を務める米投資会社バークシャー・ハサウェイが14日に公表した。

 ブルームバーグによると、バフェット氏のアシスタントを務めるデビー・ボサネク氏がメールで「バフェット氏は、日本へ行くことをまだ計画しています」と明かした。しかし、来日時期など詳細は語っていないという。バフェット氏は21日に来日し、22日に自身が投資する福島県いわき市の超硬工具メーカー、タンガロイの新工場完成式典に出席予定だった。

 今回の東日本大震災の影響で、ミュンヘン再保険とスイス再保険の大株主であるバークシャー・ハサウェイの保有債券の評価損は、約1億5000万ドル(約122億5000万円)を計上したと報道されている。英フィナンシャル・ニュースは、「バフェット氏は、日本の巨大地震と津波で影響を受けた、最大の投資家の1人」としている。

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