「外国人がいなくなっています」。
そう話すのは、東京都内の某高級住宅街にある億ションのコンシェルジュ。外国人たちの多くは会社の借り上げなどで居住しているケースも多く、本国の本社からの命令で「帰国したり、東京を出たりしているようなので、閑散としています」という。
「大阪市内のホテルはどこも、新たに予約が取りにくい状況になっているようです」とは関西の大手企業ビジネスマン。スイスホテル南海大阪などの関西の高級ホテルは週末まで予約でいっぱいだという。
このビジネスマンは「外資系企業は対応が手早いというか、日本の企業ではここまでできないし、しないでしょうね。社員の安全はもちろん、電力の関係で仕事に支障が出ることを考えているのでしょう」と話す。
アパレル大手のH&Mは、一時的に本社機能の大阪移転することを公表しているが、外資系企業の日本にいる幹部クラスは、大阪に大移動している模様だ。