NY原油、金ともに高値

 23日のニューヨーク商業取引所の原油先物市場は、リビア情勢が一層緊迫化していることで続伸し、WTI(米国産標準種)の5月限月物は前日比0.78ドル高の1バレル=105.75ドルで取引を終了した。2008年9月以来、約2年半ぶりの水準。

 アフリカの産油国であるリビア情勢に加えて、この日に発表されたAPI(米週間石油統計)で、ガソリン在庫が減少したことからエネルギーの需要が高まるのではないか、との見方から買われた。

 また、リビア情勢は金先物市場にも影響を与えており、NY商品取引所の金先物は、4月限月物が前日比10.40ドル高の1オンス=1438.00ドルで取引を終えた。


ニューヨーク商業取引所(23日)

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