金正日総書記が見舞金4000万円

 北朝鮮の金正日総書記が、東日本大震災で被災した在日同胞に、50万ドル(約4000万円)の見舞金を送った、と朝鮮中央通信が24日報じた。

 同社によると、北朝鮮の朝鮮赤十字会も、日本赤十字社を通じて10万ドル(約820万円)を寄付したという。金総書記は、過去には2004年の新潟県中越地震で10万ドル、阪神・淡路大震災には20万ドルを寄付している。

 北朝鮮の国民の生活水準は、父の故・金日成氏が掲げた「人民が白米と肉の入った汁を食べ、絹の服を着て、瓦屋根の家に住めるようにならなければいけない」とする目標に対して、正日総書記は「わが国はまだこの目標を達成できていない」と、昨年1月の朝鮮労働党機関紙で述べている。

 その際には、目標未達成の具体的な例として「スープの具が肉ではない」と挙げていた。


金正日総書記

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