「赤プリ」が避難所に、名門ホテルが最後の大仕事

 東京都は24日、千代田区のグランドプリンスホテル赤坂を、東日本大震災で被災した福島県民の避難所として使用することを発表した。

 都市整備局によると「プリンスホテルから、グランドプリンスホテル赤坂を、避難者向けに活用していただきたいというご提案があり、都は、同社と共同して、福島原発による不安感が拡がっている福島県民のために、一時的な避難施設として開設することとしました」としている。

 赤プリは、3月31日をもって営業を終了し、その後に解体する予定となっていた。6月30日を利用期限として、今後は、福島県の意向を踏まえて事業を進めていくという。 約700室を提供し、最大約1600人が使用可能だという。

 解体を惜しむ声も多数あった名門ホテルにふさわしい、最後の大仕事となりそうだ。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる