ベガルタ仙台Uの15歳選手が人命救助

 サッカー、ベガルタ仙台は24日、ユースのDF藤澤恭史朗選手(15、東松島市立矢本第二中3年)が、東日本大震災で人命救助を行っていたと発表した。

 仙台によると、藤澤選手は3月11日、地震発生時に外出先から自宅に帰宅中、東松島市で津波に流されそうになっていたところ、自身の後方から津波で流されてきた親子を助けたのだという。

 驚くべきは、そこから発揮したパワー。右腕で子供、左腕で母親をつかみ、さらに2人を抱えて、近くの軽トラックの屋根に登って難を逃れたという。しかし、そこでも時間とともに水かさが増してく中で、子供を肩車し、左腕で母親をかかえたままの体勢で長時間耐えたのだという。水かさが減って無事に2人を避難所へ送りとどけたそうだ。

 藤澤選手自身も現在は避難所で生活をしている。

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