京都「一澤帆布」が4月に再開、三男・信三郎氏復帰

 京都の人気バッグ店「一澤帆布」が4月6日から営業を再開すると28日発表した。「一澤帆布工業」の跡を継いでいた三男・信三郎氏が長男に解任され、その後は相続権を巡って訴訟沙汰に。信三郎氏は一時独立していたが、5年ぶりに本家に復帰する。

 一澤帆布工業は先代が亡くなった後に、三男・信三郎氏が後継。だが、長男と四男から社長を解任され、本家の道路向かいに「一澤信三郎帆布」のショップを設立し独立していた。

 だが、訴訟で信三郎氏の社長解任取り消しが確定。長男と四男は去り、四男は「きいちざわ」を近くにオープンさせ、一時は京都・東山に3つのブランド、3つのショップが乱立するという、お家騒動の恥部を晒していた。

 「一澤信三郎帆布は、元の一澤帆布の店舗に戻ります!」とサイト上にメッセージがあるが、5年にも渡る相続争いの兄弟げんかが実質的に終了したことになる。

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