日銀短観で異例の再集計、先行き景況感が悪化

 日銀は4日、東日本大震災の影響で、3月の企業短期経済観測(短観)を再び集計し直して発表した。

 改訂版は発生日10日までに届いた調査票を基にして、また、11日以降に届いた調査票とを分けて再集計し直した。

 大企業製造業の業況判断指数は、震災後がプラス6で震災前のプラス7から1ポイント減少し、先行きの見通しは震災後がマイナス2となり、震災前のプラス3からは大幅に悪化していている。

 震災前の回答数は全体の72%にあたる7998社。震災後は同23.6%の2618社だった。

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