5日午前の東京株式市場で、東京電力株が一時は、上場来最安値となる376円まで下落する場面があった。1951年12月につけた393円を、実に約59年ぶりに更新した。
福島第一原発の事故の影響で、前日から低濃度の放射性物質が含まれた汚染水を放出することを決定。現状は、局面の打開が見られないことや、さらには、農家などへの補償について賠償金の仮払いを行うと一部で報じられた。
そうしたことからも、寄り付き前から売り注文が殺到。一気に値を下げていた。ただし、値が下がると買い注文もかなり入り、文字通りの「デイトレ銘柄」となっている。
午前の出来高、売買代金のランキングでともに1位となった。
東電本社