グーグルは、ツイッターへの移籍を検討していた社員に対して、1億5000万ドル(約127億円)を支払うことで引き留めに成功していたことがわかった。支払いは株式で交付するという。
米IT系サイトのテッククランチによると、今年に入って早々に、グーグルの社員であるサンダー・ピチャイ氏、ニール・モーハン氏の2人に対して、ツイッターから誘いがあったが、グーグルが引き留めにあたって2人に合計1億5000万ドルを支払っていたという。複数の関係者が証言しているそうだ。
証言によれば、ピチャイ氏に5000万ドル、モーハン氏に1億ドルをそれぞれ支払ったという。2人はエンジニア職。
シリコンバレーで人材争奪戦が激しくなっているが、2人に1億5000万ドルという額は大きい。というのも、今回のもう一方の主役であるツイッターの2011年の広告収入が1億5000万ドル(イーマーケター調べ)と見こまれているからだ。
フェースブック、ツイッター、グルーポン、ジンガなどとの人材獲得競争は今後も続いていくことは間違いない。今後も、そのたびにこうした「札束攻勢」の光景がみられていくのかもしれない。
グーグル、ツイッターは否定しているという。