12日の東京株式市場で、東京電力株が前日比39円高の539円で午前の取引を終えた。悪材料が出る中で、前場が引ける直前に急騰した。
この日は、一部で11年3月期の期末配当、さらには12年3月期の年間配当を無配にすることが確実視と報道された。また、福島第一原子力発電所の事故が、レベル7に引き上げられる見通しとなったことで、寄り付きから450台で取引されていた。
しかし、現在の東電は売り板が厚くなれば、大量の買いが吸い上げていくという繰り返しで、大きく値を上げて午前の取引を終了した。
日経平均株価は前日比155.77円安の9563.93円だった。東京外国為替市場のドル/円相場は、1ドル84円を挟んだ攻防が続いている。