欧州のタックスヘイブンとしても知られる、リヒテンシュタイン公国で、一泊4万3000ユーロ(約515万円)から、一国をレンタルできるというプランが受けつけられている。
3万5000人の住民がいるままで滞在するのだが、同行者150人の宿泊も認められる。しかも、その時だけは自分だけの通貨が発行できるなどのオリジナルサービスもあるのだという。タックスヘイブン以外の使い方としても興味深い。
160平方キロメートルという狭い国土は、東京ドームのグラウンド部分の12個分という面積。しかし一国という仰々しさもあり、レンタルするのが少しはばかられるという場合は、同プランを提供する会社には、オーストリア、スイスなどの山村を1日貸し切るプランもあるのだという。
リヒテンシュタインは、人口よりも節税目的の会社数の方が多いとされるタックスヘイブン。日本との間には租税回避条約はない。昨年、日本の私立大学総長が15億円の口座を同国に持っていたこともわかっている。