日本では激しい賛否両論を巻き起こした、「人体の不思議展」を開催したことで知られているドイツの解剖学者グンター・フォン・ハーゲンス氏が、独ケルンで動物の標本展を開催している。
展示会場には、ゾウ、ゴリラ、牛などが展示されている。ハーゲンス氏が遺体の水分と脂肪分を樹脂に置き換えるプラスティネーションという特許技術で動物を標本化したもの。展示は9月いっぱいまで行われている。
ハーゲンス氏は死体に関わるビジネスを行っているため一部では、「死の医師」とも呼ばれることもある。プラスティネーションによって莫大な利益を得ているとも一部で言われることもある。今回はどのような論争が出てくるのだろうか。
過去にフランスでは、2009年4月に裁判所が、パリで開かれている人体展の中止を命ずる判決を出したこともあるほど。今回はどのような反応が起きるのだろうか。