27日のニューヨーク商品取引所の金先物市場は、6月限月物は、前日比13.60ドル高の1オンス=1517.10ドルで取引を終えて、史上最高値を更新した。
連邦公開市場委員会(FOMC)の後のベン・バーナンキFRBの会見で、金融緩和政策が実質的に続くとの見方がなされ、インフレ懸念から、ドルから金への資産移転が続いた。一時は1オンス=1530.70ドルまで上昇する場面もあった。
NY株式市場でも、ダウ工業株30種平均は前日終値比95.59ドル高の1万2690.96ドルとで、2年11カ月ぶりの高値で終了している。ナスダック総合指数は同22.34ポイント高の2869.88だった。