モスクワで行われているフィギュアスケート世界選手権は30日、女子のフリープログラムで、安藤美姫選手(23)がショートプログラムの2位から逆転し、合計195.79点で4年ぶりの世界女王に返り咲いた。キム・ヨナ選手(20)は2位、浅田真央選手(20)は6位に終わった。
安藤選手はこの日も誰よりも自信のみなぎる滑りで会場を魅了し、プログラムをほぼノーミスでクリアした。14歳時に女子で初めて4回転ジャンプを成功させた天才が長い長い低迷の淵から、ようやく自らの滑りを完成させ再び頂点の座をたぐり寄せた。
一方、キム・ヨナ選手はジャンプの着地ミスが響き逆転を許した。浅田選手は全体に迷いがあるかのような演技で調整の狂いを感じさせ、得点を伸ばすことはできなかった。
左からキム・ヨナ、安藤美姫、カロリーナ・
コストナーの3選手