偏差値30から、年収3000万円を実現するには【7】

 発売5カ月で8万部を突破した「バカでも年収1000万円」(ダイヤモンド社)の著者、アライブ取締役の伊藤喜之氏は、自らを“バカリーマン日本代表”と呼ぶ。偏差値30、学歴やスキルがなくても、年収1000万円を実現させた伊藤氏の年収1000万円どころか3000万円も夢ではないという「バカ6大奥義」、そして奥義が生まれたユニークな過程を紹介する。

 この記事を読んでいる「ゆかしメディア」の読者さんといえば、富裕層、つまりはエリートであり、成功されている方が多いと思います。僕の著書では「バカ6大奥義」と合わせて実行するとより効果的な「バカ16スキル」というものも紹介していますが、このスキルの中から、エリートのみなさんにも参考になりそうなものを紹介させて頂きたいと思います。バカリーマンからエリートに伝授する、その名も『エリートやっつけスキル!』使えそうでしたら、使って下さい。

エリートやっつけスキルその1「食べてみてジャッジ」


 僕は、なぜかお肉とチーズとピータンとパクチーが食べられないので、「食わず嫌いの多いヤツだな〜」と、ダメなヤツ扱いされます。食事では確かに食わず嫌いが多い僕ですが、私生活は違います。とりあえず、何でも「食べてみる(やってみる)」ことを意識しています。なぜならば、何事も「やってみんとわからん!」からです。僕はシミュレーションというものが苦手です。アタマのいい人は、それが得意なので、やる前に結論を出すのだと思います。でも、そのシミュレーションして結論を出す方が、僕の偏食よりもよっぽどタチが悪い「食わず嫌い」だと思うんです。

 僕は名古屋にいるころから食べることしか能がない、「勝手にグルメ野郎」だったので、ことあるごとに穴場の店を開拓してました。今では、インターネットの普及で、おいしい店を探すにもサクサクっと検索できます。でも、ネットで得た情報は「2次情報」ですよね。ネット情報やテレビ番組で知った2次情報は「また聞き」でしかないのに、「知った気」になって終わってます。実際に「食べない(行かない)」んです。これでは、いつまでたっても「今の自分というこぢんまりとした枠の中」でしか生きていくことができません。

 僕が成功の糸をつかむために積極的に行動を起こすのは、「食わず嫌い」をせずに何事も経験することで、チャンスを広げるためです。そして、どんなことも体験するまでは論評しない、常に心がけています。

 これはお店探しに限らず、ビジネスでもスキルアップのセミナーでも同じことが言えます。やらずに後悔するならまず足を突っ込んでみる。行くか行かないかで迷っているのなら、とりあえず行ってみる。ジャッジは一度試してから下しても遅くはありません。試してもいないのに「できない」「向かない」と判断してしまっては、大きなチャンスを逃してしまいます。

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