東電の取引先は破たん前のJALの2倍

 東京電力グループと取り引きがある国内企業は4360社に上り、原発関連の取り引き先は312社あることが、帝国データバンクの調査でわかった。経営破綻までの日本航空(JAL)の2100社の2倍以上にあたる。

 東電グループは東京電力本体に、関電工、東光電工、高岳製作所、関東天然瓦斯開発の上場企業など合計39社が調査対象となった。

 業種別では、電気配線・通信工事などの「建設業」1405社(32.2%)でトップ。ソフトウェア開発などの「サービス業」(968社、22.2%)、電気機械器具卸などの「卸売業」(827社、19.0%)が続いた。

 また、都道府県別では「東京都」(1910社、43.8%)がトップ。さらに、複数の原発、火力などを抱える「福島県」は(140社、3.2%)で7位だった。

 年間売上高別に見ると、「1億円以上10億円 未満」(1974社、46.7%)が最も多かった。


東電本社

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