株価下げようと爆弾しかけた男を逮捕(韓)

 もはや個人が相場を動かすことはできるという時代ではない。ソウル地方警察は、デリバティブ(金融派生商品)取引で儲けようとして、ソウル市内で爆弾を爆発させて株価を下げさせようとした疑いで男(43)を逮捕した。

 韓国・聯合ニュースによると、男は5月12日に、ソウル駅のコインロッカーなどに自家製の爆弾をセットし爆発させた疑い。さして大きな被害はなく、負傷者もいなかった。

 この男は、友人から3億ウォン(約2200万円)の借金をして先物取引に手を出して、12日の株式が暴落すれば大きな利益が出るポジションを取っていたという。

 結果的に12日の株価は動かなかったという。個人で相場を動かすことができないのはわかっていただろうが、おそらくは追証が発生して切羽詰まった状況だったのではないか、と推測される。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる