今年の新規株式上場の目玉の一つ、SNS大手のリンクトインが上場し公開価格の2倍以上になったことで、米金融機関の今年のIPO手数料は25億ドル(約2040億円)と、最近10年で2番目に高い水準が見込まれるのだという。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、今年これまでのIPO手数料総額は10億ドルで昨年の約2倍となっており、このまま行けば今年の総額は25億ドルに到達する見込みだという。
3億5280万ドル規模の新規公開だったリンクトインの主幹事モルガン・スタンレーには、2470万ドルという手数料が転がり込んだという。
来年は、フェースブック、グルーポン、ジンガなどの超大物が続々と新規上場と言われる。また。ツイッターなどもこれらに加わることが予想される。
フェースブックはゴールドマンサックスの主幹事となる見込みだが、他はまだ各社が営業にしのぎを削り合っているところだ。ウォール街にとっては、何としてもこのSNSバブルをモノにしたいところだ。