日本格付け「安定的」から「弱含み」へ(フィッチ)

 フィッチ・レーティングスは、日本の格付を「安定的」から「弱含み」に変更した。

 福島第一原発の事故処理のコストが不透明で、財政に大きな影響をもたらす可能性があるとして、変更した。また、潤沢な民間貯蓄があるものの、人口の高齢化が進むことがダウンサイズリスクを伴うとしている。

 「日本のソブリン信用力は、政府債務の増加により下方圧力を受けて、高齢化という構造的な問題を抱える財政の持続可能性を確保するためには、財政健全化戦略の強化が必要である」とアジア太平洋地域ソブリン・チーム責任者Andrew Colquhounは述べた。

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