南相馬市で餓死10人、深刻な震災の二次被害

 被災地・福島県の南相馬市などで、餓死者が12人出ていると、自民党の森まさこ参院議員が関係省庁、参議院法務委員会などに公表した。様々な二次的被害はあるが、餓死というわれわれが気がつかなかった厳しい現実が存在していたことになる。

 森議員のツイッターによると、法監察医から20日に「南相馬市等で餓死」というメールが届いたのだという。

 監察医とコンタクトをとったところ次のような答えが返ってきたそうだ。「3月11日から5月2日までに餓死12名、自殺3名。餓死という欄がないので衰弱死と記載したが餓死。誰かを責任追及したいわけではなく、津波の溺死と違う死があった事実を知ってほしい」ということだったようだ。

 死体検分書には「衰弱死」と書いていても、その実態は「餓死」があり得るということだ。

 南相馬市は桜井市長が、動画投稿サイトで、兵糧攻めを受けていると世界に訴えたこともあるほどの窮状ぶりだった。

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